『鬼滅の刃』で、人気の姉妹にして柱の胡蝶姉妹について、強さや性格について比較していきます!胡蝶しのぶの姉の胡蝶カナエは「花の呼吸」を操る花柱、妹の胡蝶しのぶは姉の死後、あとを継ぎましたが花柱にはならず、蟲柱になりました。その理由についても考察していきます。
胡蝶姉妹の基本情報
12巻で鬼殺隊に入る前の話が明かされ、両親が鬼に殺されたことがわかります。すんでのところを岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)に救われます。
胡蝶姉妹は
>>誰かの幸せを鬼から守ろう<<
と約束しました。「花の呼吸」の使い手として鬼を討伐し、柱になる一方で、孤児になった女の子を引き取り、継子(跡継ぎ候補)や治療隊(負傷した鬼殺隊員)として保護します。
胡蝶姉妹の「鬼滅の刃」における生涯
胡蝶カナエ
優秀な「花の呼吸」剣士として柱に任命されます。しかし、しのぶが不在の任務中に上弦の弐・童磨により討ち死に。
明け方まで粘ったために童磨に吸収されることは逃れましたが、しのぶが駆けつけた後亡くなりました。しのぶや保護していた女の子たちは彼女の死を悲しみ涙を流しました。
胡蝶しのぶ
カナエの死後、「蟲の呼吸」剣士として柱に任命されます。カナエに代わる柱として毒を駆使して鬼を討伐するのみならず、鬼殺隊の救護にあたります。
その後、鬼の研究者・珠世と協力し、宿敵・童磨に身を犠牲にした大打撃を与え弟子の栗花落カナヲによる討伐につなげました。胡蝶姉妹が『花の呼吸』『蟲の呼吸』と別の呼吸を使うのはなぜか?
『鬼滅の刃』における胡蝶姉妹以外の兄弟として有名なのは、不死川兄弟(実弥・玄弥)ですが、彼らも兄弟で戦い方が異なります。兄・実弥は「風の呼吸」、弟・玄弥は呼吸を使えまず鬼を食することでパワーアップし、戦います。
不死川兄弟の場合は、兄に圧倒的に戦闘センスがあった、という理由ですが、胡蝶姉妹でも同じことが言えるかと思います。
姉のカナエが高身長に対し、妹のしのぶは低身長151cm(姉に比べれば低いですが、当時としてはこれでも高いくらいです)です。しのぶがカナエに身長と力(筋肉量)に劣るということは言えるかと思います。
カナエが使っている「花の呼吸」は継子・栗花落カナヲも使用しています。栗花落カナヲはどちらかというと姉のカナヲに近い体型です。「呼吸」が通常男性によって用いられることを考えると、女離れした筋力が必要だと言えます。
「花の呼吸」は「水の呼吸」から派生していて、斬り技が多くなっています。しのぶの筋力が女性の範疇に収まるとすれば、「花の呼吸」は荷が重かったのではないかと考察可能です。そして突き技の多い「蟲の呼吸」を使うようになったということです。
→結論・「呼吸」は男性(身長160cm以上)の筋力を前提にしていて、筋力の劣るしのぶには難しかったため「蟲の呼吸」を使うようになった。
胡蝶姉妹の性格の違い
同じ思いを共有して強くなってきた姉妹ですが、性格は少し違っています。姉のカナエは橋で身売りされていたカナヲに何か感じ取るところがあり、長い目で見て育てていこう、とします。
性格は穏やかで、のんびりしたところはありますが今わの際でも敵の情報をしのぶに伝えるなど、ひたむきさ、前向きが感じられます。
一方、妹のしのぶはそうした姉のおっとりした雰囲気とは打って変わって、冷静なリアリストといったところです。自分で判断して行動すること、が重要だと考え、意思を見せない栗花落カナヲに腹を立てます。
しかし、姉の死後は心にゆとりが生まれ、性格が穏やかになりました。姉が担ってきた責任や役割を自分なりに受け継いでいこうという決意が伺えます。
胡蝶姉妹と童麿の因縁
上弦の弐・童麿は新興宗教「万世極楽教」の教祖で、妓夫太郎と堕姫を鬼にしたり、伊之助の母親を死に追いやったりしていました。さらには胡蝶カナエを街で殺し、胡蝶しのぶと継子たちの仇として登場しました。
無限城では胡蝶しのぶと対決し、力で圧倒して吸収したのです。しかし胡蝶しのぶは自らを犠牲にして、弟子の栗花落カナヲに討ち取らせることに成功します。 そんな因縁の敵・童麿ですが。なぜ胡蝶カナエを倒したのでしょうか?
倒した場所は街中です。おそらくは童麿が胡蝶カナエに目をつけたか、胡蝶カナエが鬼だと見破ったのでしょう。胡蝶カナエは継子を逃がすために必死に戦いましたが目だった外傷はないように見えるので、血鬼術で胡蝶カナエの肺が壊死して、戦闘能力を失い死にました。
時間は稼いでいたので朝日を避けなくてはいけない童麿は逃げ出し、胡蝶カナエは童麿に吸収されずに済みましたが、胡蝶しのぶの心に大きな傷を残したといえます。その後、胡蝶しのぶは鬼を何体も仕留め、蟲柱となるほどに成長を遂げるのです。
その意味で、童麿は軽率に胡蝶カナエを殺したせいで、自らも滅びることになったといえるでしょう。 ここで脱線しますが、もうひとつ気になっていることがあります。17巻で胡蝶しのぶVS童麿戦が始まって、18巻で猗窩座戦が終結します。
童麿と猗窩座の対比関係はPixivを参考にしてください。
童麿が毒が原因で死んだのに対して、猗窩座は師匠と恋人の2人を毒殺されています。これは興味深いです。毒は使う人によって便利な道具にも、凶器にもなるというメッセージだと思います。鬼滅の刃における「毒」(=原子力)が政治利用されないと良いのですが……。
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