先月、Go To イートが中止になるという報道がありました。
親に人数合わせで連れられてGo To イートキャンペーンを利用したこともあって、どうして予算を使い切って早期終了となったのかを記事にしようと思い立ち寝転がってつらつらと作成。
数時間後、Google砲をきっかけに40万アクセス超・Facebookシェア77などと、バズることをまったく予想していませんでした……。
この記事ではバズるまでの経緯、バズってから3日間の心境の変化、どのくらいお金が発生したのかを解説します。
- 記事完成からバズるまで
- なぜ異常なほどグーグル砲で表示された?
- バズって1日目(土曜日)
- バズって2日目(日曜日)
- バズって3日目(月曜日)
- 40万PVでいくらか気になる収益は?
- バズる祭りの後の感想
記事完成からバズるまで
そうしてできた記事がこれです。仕事としてやるインターン*1でSEOはOJTにより学んでいますが、特に意識せず作っています。ajin-kousatu.hatenablog.com
深夜0時に更新して、次の日の朝習慣のアクセス数を確認したところ数千ものアクセス数。目を疑いました。
「え?何これ」
そう。バズちゃったのです。今までの1日最高アクセスは3,000ほど(東大合格発表日の結果報告記事*2)。
しかし、公開からわずか7時間ほどでその何倍ものPVになりました。
夕方になるとますますアクセスが増え、順調な時の1か月分のアクセスが公開後16時間で殺到。
このときはなぜこうもアクセスが増えたのか分かりませんでしたが、GoogleアナリティクスでどうやらGoogleのおすすめ記事、俗にいうグーグル砲に選ばれた=被弾したのだということが分かりました。
このDirectというのがGoogleおすすめ記事からの流入です。約14万人がGoogle砲によりアクセスしたということです。純粋な検索からの流入も1.4万あります。
3日間で173万人に表示され、30万ほどアクセスされたということが分かります。グーグル砲を被弾したサイトを調べると分かるのですが、これは異常ともいえるほど多い数字らしいです。
なぜ異常なほどグーグル砲で表示された?
まず、グーグル砲というのは個人の閲覧履歴から機械学習して、好んで読まれる記事が表示されるようになっています。ニュースサイト、まとめサイト、ブログなど一般向けのサイトであれば表示される可能性があります。つまり、グーグル砲をきっかけに多くの人に見られるのは、たくさんの人が興味を持っているジャンルの記事です。
その点、Go To イートキャンペーンは政府の政策で、節約志向のある人や、キャンペーンが好きな人、そしてポイ活(ポイントカードやクレジットカード、キャッシュレス払いでポイントを積極的にためること)をする人の興味に引っかかったということになります。
興味のある人が多かったために、多くの人に表示されたのが100万以上の表示の理由です。他のグーグル砲で被弾された方はニッチな記事が多く、それほど多くならなかったのではないかと思います。
ここからバズったことによる副作用ともいえる、実生活への影響を書いていきます。いや、身体的には大した影響はなかったんで、とばして収益の話をしている先を読んでもらっても構いません。
バズって1日目(土曜日)
初日はなんかすごいアクセス来てるー!ってだけで、適当に書いてもいいんだなと思いました。いやエビデンスがないだけで、内容はきちんと書いたつもりですけど数十分しかかかってませんのでね。
で、驚いたのはコメントが付いたことですね。朝の時点で6件ほどコメントがついていて、3つ以上のコメントが付くのは初めての経験でした。
とはいえ、コメントの内容はぼろくそでこりゃひでえや、という感想です。「間違っている」「幼稚な内容」「中学生が書いたみたい」などまあまあ傷つきました。
しかしこのバズり以前にYouTubeで炎上*3していたので、気にするだけ無駄だと思い、たんたんと既読代わりのスターだけつけていきました。
心拍が早くなって動悸を感じるような状態で、アドレナリンが出っぱなしで就寝。
興奮で授業が手に付きませんでした。こんなにバズるなんてなかなかできないいい経験をしたということで、明日からはいつもみたいに落ち着くだろうと思っていました。この時は。
この日の瞬間最大風速(リアルタイム同時接続者数)は3,000人弱でした。合計193,764PV。初めてにして余裕の日間&月間アクセス10万PV&10万UUの達成です。
約20万アクセスというのは、私にとっては1年分のアクセス数でビビりまくりました。んでインスタで自慢したところ、現4年の先輩*4に久しぶりに声をかけられるのですがそれはまた別のお話。
ちなみにアクセス数が過剰なために、はてなブログのサーバーに大きな負荷をかけてしまったらしいです。
無料ブログだと同接数千が限界なのかもしれません。そんな機会はそうそうあるものではないですが。はてなさまありがとうございます!ちなみにこの日はブログ開設7周年の記念日でした!わーい。
バズって2日目(日曜日)
日付が変わって15分ほどで1,000アクセスを超えましたが、起きた時に昨日ほどアクセスが無かったのでもう大丈夫?かと思っていました。普段からそうなのですが、ネットというのは夕方から夜にかけて、特に21時ごろが最もアクセスされる時間です。
したがい、昼過ぎからアクセスが増え、もはや怖くなりました。
いったんモチつこうとこのあたりでリライトをかまして、参照リンクをつけたりなどしました。さらに色々調べて、サチコことグーグルサーチコンソールも導入。あいかわらずコメントも増加。
インターン先の代表にも見てもらって、Yahoo!ニュースの掲示板状態だねとコメントもらいましたがまさにその通りだと思いました。
そして不安がきつくなったので、ラインで友達にも負担を分けることにしました。過ぎてみるとそこまで大してことではないのですが、メンタルが限界でしたね。
LINEのやりとりはこんな感じでした。
わたし「ブログがバズりすぎて勉強が手につかない……昨日(1日目)がピークだと思ってたら今日はそれ以上(の勢い)」
ふれんず「うれしい悲鳴じゃんwお金はいるんでしょ?」
わたし「入りすぎよw 2日で指名20人のソープ嬢並みに収益発生してる。このペースが続くと扶養超える」
ふれんず「例えwww そうか扶養超過の懸念があるんか……」
このときの1月からのバイトやインターンでの稼ぎは50万程度でしたので、ちょっとヤバいかもと思い始めてました。
この時点で、親にも報告しますが軽く流されます。収益の金額を見せるまでは。
瞬間最大風速は弱まったものの、初日と違って数十万アクセスされた記事と言う信頼があります。
オーガニック検索の流入が初日の2倍になり、結果として初日よりもアクセスが多く収益は2倍近くにまで膨れ上がりました。
アクセス数20万PVとなり、2013年11月~2013年10月までの総アクセス数をこの土日の2日間で凌駕したことになります。収益については後程の項で画像とともに紹介しますのでしばしお待ちあれ。
バズって3日目(月曜日)
この日は久しぶりに大学に行ってサークルをやる日でした。インスタに載せていたので「よっ、プロブロガー」と1人の先輩に声をかけられましたが、反響はそれくらいです(笑)。土日ほどではないにせよ、この日もバイトやインターンよりも稼いでくれました。しかし土日の2日間で感覚がマヒしていたのでかなり落ち着いていました。
朝10時の時点で2万アクセスほどだったので安心した記憶があります。全然多いんですけどね?
(ちなみに翌月である2020年12月の25日時点で月間1.3万アクセスです)
このあたりでツイッター検索すると「ミレニアム早大生」の記事とともにツイートしてくれているツイートを見れるようになりました。
なんかツイッターって誹謗中傷のイメージがあって怖かったんですが、わりと共感してくれるツイートが多く、安心しました。
はてなの方のアクセス数が残っていないのですが、だいたい4万PVになりました。この日は3日間の中で2番目に収益率が良かったです。
お待たせしました。続いてはいよいよブログがバズるとどのくらい儲かったのかというリアルな数字です。11月末日締めで12月21日にすでに振り込まれました!
40万PVでいくらか気になる収益は?
私はGoogleアドセンスしか使っていないです。しかも今年の10月31日から導入したので、幸運にも導入からわずか2週間でグーグル砲バズりを達成しました。ちなみに月間4万アクセスあった10月の10月31日の収益は353円ですから、月1万円いけば御の字と言うレベルです。
1日目の収益
アクセス約20万PVで58,392円。2日目の収益
アクセス約20万PVで94,067円。3日目の収益
アクセス約4万PVで12,086円。バズる祭りの後の感想
今までSNSだとかでバズった人を見ても「へー」としか思わなかったのですが、今回の経験でバズる=お金になると分かり羨ましく思えるようになりました。と同時に、SNSの一発大喜利だけで終わってなんら得ることがない人は機会損失が大きく、もったいないとも思うようにもなりましたね。
今回記事にすることにはいらぬやっかみを生むのではないかと心配もありましたが、グーグル砲で私のように盛大にバズったひとがいないようなので、この際記事にしてしまおうと思いきりました。
どんな記事でもアンチコメントは出てくるのですが、中にはGo To イートの対象店舗の店員さんがコメントしてくれていて興味深く感じるところもありました。
面白コメントとしては、わたしのことを記者と言ったり、大学生が書いていることに驚いているコメントがありました。
確かにGoogleのおすすめ記事に自分より年下のブログが表示されてたら驚きますね。わたしもまだ未経験ですしおすし。
Go To イート政策が成功であったにせよ、失敗であったにせよ後から振り返って考えるときと、渦中でどう判断するかでは全く違う評価になることもあります。
その意味で、のちにGo To イート政策を振り返るときに参照されるひとつのサイトにされたのではないかと思うとうれしい限りです。
もちろんいち学生がなんとなくで書いたものなので、記事自体にそれほどの価値はないと自覚しています。
とはいえ、他にGo To イートが中止になった原因・理由を予算の消費よりも突っ込んで議論しているのは私のこの記事だけです。その意味で、この問題には様々な立場から意見が出てくる面白い議論だというプライスレスな収穫がありました。
「バズる」と簡単に言っても、「バズらせる」のは難しいと思うので今後も気楽に記事を書いていけたらと思います。